日本と東南アジアの「橋渡し役」——株式会社SeiRogaiが提供するスタートアップ・中小企業向け海外展開支援
公開日
- ヒアリング先
- 株式会社SeiRogaiCEO兼創業者 Samuel Yuen (ユエン・サムミヨル) 氏、 COO兼共同創業者 Rachel Leng(リン・レイチェル) 氏
「良い商品はある。でも、どこで売れるかわからない。海外に詳しい人脈もない。どこに相談すればよいかもわからない」——日本の中小企業・スタートアップが抱えるこうした課題に対し、市場戦略から映像・Web・各種マーケティング資料の制作、マーケティング・広告、現地での事業展開まで、幅広い支援で真摯に向き合うのが株式会社SeiRogaiです。市場調査と戦略策定を起点に、コンテンツ制作、現地での事業展開、各種規制への対応支援まで、海外事業展開に必要な主要プロセスを一貫して支援しています。
1.海外展開支援サービスの全体像
SeiRogaiは、JETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)の「ジェトロ越境EC支援事業パートナー」およびSMRJ(独立行政法人中小企業基盤整備機構)の「地域中小企業海外展開活性化パートナー」として、日本各地の中小企業・スタートアップの海外事業展開を支援しています。
グローバルなパートナーネットワークを活用し、アメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、タイ、マレーシア、中国、香港、台湾、ベトナム、インドネシア、ミャンマーなど、10以上の国・地域における海外事業展開を支援できる体制を構築しています。また、ソニー、キヤノン、三菱などの大手企業から中小企業・スタートアップまで、幅広い企業とのプロジェクト実績があります。
支援プロセスは、主に次の4つのステップで構成されています。
【STEP1:市場調査・事業機会の分析】
事業目的を整理した上で、現地市場の調査や市場機会の分析を行い、進出候補となる市場を選定します。
【STEP2:市場参入戦略・計画の策定】
市場参入戦略やポジショニング、海外向けブランディング、販売・チャネル戦略などを策定します。
【STEP3:マーケティング・広告・コンテンツ展開】
策定した戦略に基づき、映像制作、海外向けWebサイト・LP・ECサイトの制作・ローカライズ、パンフレット・カタログなどのマーケティング資料制作、デジタルマーケティング、広告、PR、海外メディアへの情報発信、インフルエンサー・KOL施策などを展開します。
【STEP4:現地での事業展開支援】
現地パートナーとの連携、流通・EC、物流、各種規制への対応、販路開拓(イベント支援など)について、現地ネットワークや各分野の専門パートナーと連携しながら、一元的に支援します。
SeiRogaiの大きな差別化要因は、戦略の提案にとどまらず、現地での事業展開まで支援できる点です。通常、海外事業展開では、コンサルティング会社やWeb制作会社、現地の専門事業者など、複数のパートナーと個別に連携し、企業側がそれぞれを調整する必要があります。SeiRogaiは、パートナーネットワークを活用して一つの窓口となり、海外事業展開に必要な主要業務を一元的に調整することで、企業側の負担を軽減しながら、市場戦略の策定から現地での実行まで一貫して支援しています。
特に東南アジアでは、食品・化粧品・健康食品などの販売に必要な登録・許認可をはじめ、国ごとに異なる規制や行政手続きへの対応が、日本企業にとって大きな負担となる場合があります。SeiRogaiは、現地パートナーや各分野の専門家と連携し、こうした規制・行政手続きへの対応についても包括的に支援しています。
2.東南アジア領域におけるマーケティング戦略のポイント・検討すべき事項
日本企業の多くは、海外事業の展開先として、まずアメリカや中国を検討する傾向があります。一方、SeiRogaiは、東南アジア市場にも大きな成長可能性があると考えています。東南アジアでは経済成長が続いており、中間層・富裕層の拡大とともに、日本ブランドや日本製品、日本文化への関心も高まっています。
こうした市場で事業を展開するためには、市場戦略の策定からマーケティング、現地での実行までを一体的に支援できるパートナーの重要性も高まっています。SeiRogaiは、各国の市場特性や商習慣を踏まえながら、日本企業と東南アジア市場をつなぐ橋渡し役を担っています。
東南アジア市場への進出において、最も重要な第一歩の一つが「適切な市場の選定」です。市場選定を誤ると、十分な予算を投じても期待する成果につながりにくくなります。
SeiRogaiでは、商品カテゴリー、価格帯、ターゲット層、競合環境などを踏まえ、それぞれの商材に適した国・地域を見極めることを重視しています。同じ商品であっても、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアでは、市場ニーズ、適切なポジショニングやブランドメッセージ、効果的な販売チャネルが異なります。
市場調査と戦略分析を通じて、どの市場でより大きな事業機会が見込めるかを見極めることが、海外事業展開に伴うリスクを抑えることにつながります。
価格戦略と市場でのポジショニングは、海外事業展開における重要な検討事項です。各国では、購買力だけでなく、競合商品の価格帯やカテゴリー特性、ターゲット層、ブランドに対する評価、販売チャネルも異なります。
SeiRogaiでは、これらの要素を総合的に分析し、それぞれの市場に適した価格設定とポジショニングを検討します。また、商材の特性やターゲット市場、事業目的に応じて、現地代理店・流通パートナー、EC、越境ECなど、BtoB・BtoC双方の販売チャネルを戦略的に選定します。
3.東南アジア領域における現地ネットワーク・事業展開支援のノウハウと強み
SeiRogaiの強みは、グローバルなネットワークと多様な市場で培った経験に基づく、クロスカルチャーの視点です。日本の製品・ブランド・文化を国内の視点だけで捉えるのではなく、海外の受け手がどのように受け止め、どこに価値を見いだすのかを踏まえ、市場に適したポジショニングやメッセージへと落とし込めることが大きな特徴です。
現地ネットワークは、単なる人脈にとどまりません。各国の商習慣や規制、事業環境に詳しい専門家とのネットワークを構築しており、現地行政機関への登録・許認可、物流・通関、海外決済などについても、各分野の専門家と連携しながら包括的に支援します。また、現地のインフルエンサーやKOL(キーオピニオンリーダー)の起用をはじめ、ターゲット層への効果的なアプローチも支援します。食品、化粧品、健康食品、ものづくり製品など幅広い商材に対応し、現地でのポップアップや体験型プロモーションイベントの企画・運営も行っています。
クリエイティブ制作においても、映像に限らない幅広い支援体制を整えています。映像制作では、ハリウッドを含む海外での制作経験を持つプロデューサー兼監督が制作全体を統括し、VR360度コンテンツ、企業紹介映像、プロモーション動画、SNS向けコンテンツ、広告用クリエイティブ、ライブコマース映像などを、目的や市場、チャネルに応じて制作しています。
さらに、海外向けWebサイトやランディングページ(LP)、ECサイトの企画・設計・デザイン・制作・ローカライズに加え、会社案内、カタログ、パンフレット、リーフレットなどのマーケティング資料の企画・デザインにも対応しています。国内外のプロジェクトで豊富な経験を持つWebデザイナーやグラフィックデザイナー、ライターなど、各分野のプロフェッショナルが連携し、媒体の特性や顧客導線を踏まえながら、ブランドの世界観を一貫した形で表現します。
SeiRogaiが重視しているのは、日本語を外国語へ置き換えるだけの「翻訳」ではなく、それぞれの市場に合わせた「ローカライゼーション」です。国・地域ごとの文化的背景、価値観、消費者心理、商習慣、言葉のニュアンスまで踏まえ、日本の製品や企業、文化が持つストーリーと価値を、現地のターゲット層に自然に伝わり、共感や購買、問い合わせなどの行動につながるコピー、ビジュアル、構成へと再設計します。こうしたクロスカルチャー・マーケティングの視点を、映像、Web、紙媒体を含むすべての制作物に一貫して反映できることが、SeiRogaiの強みです。
4.東南アジア向け海外展開メディア戦略に向けたサービス・ノウハウ
SeiRogaiは、2,000社以上の海外メディアとのネットワークを構築しています。このネットワークを活用した海外向けプレスリリース配信サービスは、日本国内では中小機構との連携を通じて全国の企業に提供されています。一般的な海外PRとの大きな違いは、日本語のプレスリリースをそのまま翻訳して配信するのではなく、ネイティブライターが現地の受け手の視点からメッセージを再構成し、内容との親和性が高い海外メディアを選定した上で、個別にアプローチする点です。こうした現地目線での情報発信が、メディア掲載やその後の反響につながる可能性を高めています。
現在のメディア戦略では、SEOやAI検索を意識した情報発信も重要な要素となっています。プレスリリースの価値は、配信時のメディア露出だけにとどまりません。発信したコンテンツが検索エンジンやAIを通じて継続的に見つけられることで、その後も企業やブランドとの接点を生み出すことができます。中央大学との取り組みでは、SeiRogaiによる海外向け情報発信後、特定の英語検索キーワードでGoogle検索1位を記録したほか、関連コンテンツがAI検索でも参照されるなど、発信後も継続的な露出が確認されました。
SeiRogaiが重視するのは、「プレスリリース配信は終わりではなく始まり」という考え方です。一度のメディア露出で終わらせるのではなく、継続的な情報発信によって検索エンジンやAIを通じた露出を積み重ね、企業やブランドと顧客との長期的な接点につなげていきます。また、Meta広告、TikTok広告、Google広告などのデジタル広告、東南アジアのKOL・インフルエンサー施策、ライブコマースなどを組み合わせ、認知から関心、購入・問い合わせなどの行動まで、目的に応じた統合的なマーケティング施策を展開します。
VR360度コンテンツも、こうしたメディア戦略を支える特徴的な手法の一つです。映像ならではの体験性や話題性を生かし、PRやSNS、インフルエンサー施策などと連動させることで、より多面的な情報発信が可能になります。SeiRogaiは、映像、PR、デジタルマーケティング、現地ネットワークを組み合わせ、日本企業と東南アジア市場をつなぐ橋渡し役を担っています。
株式会社SeiRogai:https://www.seirogai.jp/
コメント
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本Webサイトの運営担当者です。2005年から、産学官連携や産業振興の業務に携わっています。
コメント
当社は大学の知を社会・産業に橋渡しする立場から、日々多くのスタートアップ・中小企業の皆さんと向き合っています。そうした中でつねに感じる課題の一つが、「優れた技術・製品があっても、海外に出ていく手段・知見がない」という問題です。SeiRogai様のお話をうかがい、まさにこの課題に真正面から答えるサービスを展開されていると感じました。
印象的だったのは、「適切な市場の選定こそが海外事業展開の最も重要な第一歩の一つ」という考え方です。需要の大きさだけで判断するのではなく、商品カテゴリー・価格帯・ターゲット層・競合環境を踏まえ、「どの市場でより大きな事業機会が見込めるか」を市場調査と戦略分析によって見極めることから始めます。経済成長が続き、中間層・富裕層が拡大し、日本ブランドや日本製品への関心が高まっている東南アジアという大きな成長可能性を持つ市場に目を向けていること、そしてクロスカルチャーの視点と現地パートナー・各分野の専門家とのネットワークによって、戦略の提案から現地での事業展開まで一貫して支援できる体制を持っていることは、SeiRogai様ならではの強みだと感じます。
また、映像・Web・各種マーケティング資料の制作からPR、デジタル広告、インフルエンサー・KOL施策まで、幅広いマーケティング・コンテンツ展開を一体的に設計できる点も心強いところです。なかでもVR360度コンテンツは、メディア戦略を支える特徴的な手法の一つとして、情報発信を超えた「体験」の提供を可能にします。中央大学との取組では、海外向け情報発信後に特定の英語検索キーワードでGoogle検索1位を記録し、関連コンテンツがAI検索でも参照されるなど、発信後も継続的な露出が確認されたとうかがいました。現地の受け手の視点からメッセージを再構成し、親和性の高いメディアに市場ごとにアプローチするという丁寧なPRの積み重ねが、こうした成果につながっているのだと感じます。
市場戦略の策定から映像・Webなどのクリエイティブ制作、マーケティング・広告、現地での事業展開まで、海外事業展開に必要な主要プロセスを一貫して支援し、日本企業と東南アジア市場をつなぐ橋渡し役を担うSeiRogai様の取組を、強くお薦めします。このコメントと投稿者はデジタル証明書(VC)によって真正性が保証されています。
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それらがシステム上で検証された後に記事にコメントとして表示されています。VCとは
VC(Verifiable Credential)は、デジタル空間で「改ざんが検知可能」かつ「即座に検証可能」な証明書です。
紙の証明書やPDFと異なり、暗号技術により真正性が数学的に保証されており、W3Cにより制定された国際標準規格です。









須藤 慎
記事作成者
株式会社キャンパスクリエイト・専務取締役・プロデューサー