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【第10回オンラインセミナー】産学連携オープンイノベーション 異種材料・難接着材料の接合接着技術~革新的ものづくりのキーテクノロジー~のご案内(3/17)

2022.03.2

第10回オンラインセミナーとして、「産学連携オープンイノベーション 異種材料・難接着材料の接合接着技術~革新的ものづくりのキーテクノロジー~」を3月17日(木)に開催いたします。是非ご参加くださいませ。

 

 

 

 

【日時】
2022年3月17日(木曜日) 13:00~16:10

 

【事前登録】
Zoomによるオンラインセミナー
事前登録を以下の通りお願いいたします。
↓↓↓
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_On75mCFyTsakML73Nx8q8g

■講演資料は事前にご覧いただけるように、別途ご案内致します。

 

【参加費】
無料

 

【開催概要】
製造現場では製品の高機能化、軽量化、生産性向上や、環境に配慮した取り組みへのニーズが高まり、革新的な接着・接合技術の開発が期待されています。
本セミナーでは半導体、電子・電機、自動車、医療・バイオなど、幅広い分野に応用可能な異種材料や難接着材料の接合・接着技術についてご紹介いたします。

 

【全体プログラム】
13:00~13:10 オープニング 主催者挨拶

 

13:10~13:50 講演1「次世代分子接合技術の応用とエレクトロニクス分野への展開」
岩手大学 理工学部 化学・生命理工学科
平原 英俊 教授

 

13:50~14:30 講演2「金属と樹脂のレーザ接合における接合面前処理の効果」
名古屋工業大学 大学院工学研究科 電気・機械工学専攻
早川 伸哉 准教授

 

14:30~14:40 休憩 (10分)

 

14:40~15:20 講演3「赤外線透過放熱体を利用した表面無損傷レーザ樹脂溶着」
国士舘大学 理工学部 理工学科 機械工学系
佐藤 公俊 准教授

 

15:20~16:00 講演4「フッ素樹脂/異種材料のエコフレンドリー強力接着技術」
大阪大学 大学院工学研究科(附属精密工学研究センター)
大久保 雄司 助教

 

16:00~16:10 閉会の挨拶

 

各講演後に、個別相談を実施いたします。研究者ごとに、15分/社、最大3社まで、お申し込みいただけますので、具体的なご相談やご質問がございましたら、ぜひご利用ください。個別面談の申し込みは事前申し込み時のご案内をご確認ください。

 

【講演内容】
■講演1
次世代分子接合技術の応用とエレクトロニクス分野への展開

 

講演者
岩手大学 理工学部 化学・生命理工学科 平原 英俊 教授

 

講演概要
分子接合技術は、異種材料同士でも分子レベルでの化学的結合を可能にする接合技術です。本講演では自動車、航空機、半導体、医療関連機器などにおいて高効率化・高機能化・高生産化向上のための、異種材料の接合および界面表面解析等による複合材料の技術開発を紹介します。また、エレクトロニクス実装分野における本技術によるBeyond 5Gを見据えた高速伝送対応部材として期待されるめっき技術を紹介します。

 

■講演2
金属と樹脂のレーザ接合における接合面前処理の効果

 

講演者
名古屋工業大学 大学院工学研究科 電気・機械工学専攻 早川 伸哉 准教授

 

講演概要
本講演では、金属製部材と樹脂製部材をレーザ加熱によって直接接合する技術を紹介します。本研究の特徴は金属側の接合面に微細構造を形成する前処理を行うことです。これによりレーザ光吸収率が増大して接合面温度が上昇し、軟化した樹脂が微細構造に流入してアンカー効果を発現するため、異種材料の直接接合が行えます。前処理方法と接合強度の関係、温度管理のポイント、接合不良の検出、透明樹脂同士の溶着への応用などについて紹介します。

 

■講演3
赤外線透過放熱体を利用した表面無損傷レーザ樹脂溶着

 

講演者
国士舘大学 理工学部 理工学科 機械工学系 佐藤 公俊 准教授

 

講演概要
本研究は、赤外線レーザを透過する放熱体(ヒートシンク)の活用により、レーザ照射された樹脂部材の表面で発生する余分な熱を、ヒートシンクで放散して発泡に至るような温度上昇を防ぎ、一方樹脂内部はレーザ吸収による発熱で溶融させて表面損傷の無い溶着を行います。特に溶融接合の難しいフッ素樹脂に対して適用を進めています。純粋に樹脂の発熱溶融だけで部材接合を行うため、接着剤を適用できない素材に有効となります。

 

■講演4
フッ素樹脂/異種材料のエコフレンドリー強力接着技術

 

講演者
大阪大学 大学院工学研究科(附属精密工学研究センター) 大久保 雄司 助教

 

講演概要
本技術は、プラズマ処理と同時に加熱する(熱アシストプラズマ処理する)ことで、フッ素樹脂の接着性を大幅に向上できます。接着剤無しでフッ素樹脂と異種材料(金属・金属酸化物・ゴム・ゲル等)を強力接着できます。Na薬剤を使用しないため廃液が発生せず、接着剤レスで接着できるためVOC排出量を低減でき、エコフレンドリーな技術です。他の樹脂(PI, COP, PE, PEEK, PDMS等)にも適用可能な接着技術です。

 

【主催】
株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)