株式会社キャンパスクリエイト

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おもてなし規格認証2019 KAIKA Awards 特選紹介事例を受賞

産学融合の取組事例

-企業様と大学等が一体的に共創する連携モデル-

近年では、企業様と大学がより一体的(融合)に連携し、連携テーマの策定や研究開発を効果的に進める場づくり・体制づくりの重要性が高まりつつあり、そのようなモデルは産学融合、あるいは産学連携3.0と呼ばれています。また、そのモデルの担い手として、大学や国立研究開発法人等の産学連携部門の外部組織化が注目されています。

弊社では、設立当初より大学の外部組織として立ち上げ、20年以上、産学連携・オープンイノベーションの推進に関わる活動を行っています。大学等の産学連携部門の外部組織化においては、外部組織は大学等の出資を受けることが念頭に置かれていますが、弊社では企業様を顧客と捉えた上での企業様・大学間の中立的立場の確保、および経営の自由性、業務のスピーディー性を重視するため、大学等の出資は受けず個人出資としており、また、大学とは業務提携契約を締結する関係性で連携しています。

このような考えで産学連携・オープンイノベーションを推進するにあたり、企業様のニーズに応じて産学融合と呼ばれるモデルについて取組実績があるため、一例をご紹介します。
他にも大学から独立した組織の強みを生かし、企業様のご要望に応じて様々な連携モデルを構築します。

産学融合の取組事例

A. 新規事業テーマの企画・ビジョン構築

新規事業企画にあたり、事業分野/技術分野におけるシーズ調査を弊社にて行います。

調査対象については、企業様の経営層・オープンイノベーション推進部門の担当者様と弊社にて十分な協議を行い、それをもとに一次フェーズとして大学や研究機関、大学発ベンチャー、スタートアップ、中小企業等のシーズ調査を文献ないしはヒアリングにて行います。

企業様へ調査結果をご報告し、連携可能性がある組織を絞り込んだ上で、企業様・弊社・大学等で新規事業のビジョン・テーマの検討に向けたディスカッションを行い、連携テーマを具現化・実施していきます。

B. 企業ニーズ公開/提案公募型のマッチング

企業様のオープンイノベーション推進部門の担当者様が、経営層・開発部門等から解決したい技術課題や新規に取り組みたいニーズを吸い上げ、大学や研究機関・大学発ベンチャー・スタートアップ、中小企業等に対してニーズを公開します。ニーズの公開方法は、Webページあるいはマッチングイベントなどがあります。公開されたニーズに対して、シーズをご提案いただき、マッチングを行います。

弊社は、オープンイノベーション推進部門の担当者様とともに、企業様内の各部門に参画いただくことや、提案いただける組織の探索および案内を行うなど、マッチングの企画・運営を支援します。

C. 複数の大学研究者・企業の部門を交えたアイディアソン

事業テーマ・技術開発テーマを策定する際、内外の様々な専門家が集いアイディアソンを行うことで、独創的なテーマを創出することが期待できます。そこで、企業様のオープンイノベーション推進部門の担当者様が経営層や開発部門へ参画をお声がけいただき、弊社が様々な知見を持っている多様な大学研究者、アドバイザー、企業関係者等へお声がけし、守秘義務が担保されたクローズドな環境下で、一堂に会したアイディアソンを企画・運営します。アイディアソンの運営に当たってはファシリテーションが重要であるため、オープンイノベーション推進部門の担当者様と弊社にて十分な検討を行ったうえで、必要に応じて外部の専門ファシリテーターにも協力をお願いすることがあります。

D. 産学共創型の研究開発・実用化推進コンソーシアム

大学発の先端技術シーズの実用化・社会実装を効果的に進めるため、様々な企業様や大学が協力して複数の研究開発ワーキンググループを進めるコンソーシアムを運営します。

企業様に対してはコンソーシアムの会員に加入していただき、大学研究者や個人の技術者の方に対しては謝金や兼業、共同研究契約等で協力を依頼することで、手続きを簡易化しています。また、大学内に研究室を確保し、設備・備品は会費をもとにした予算から購入して共用に運用することで、スピーディーに研究開発を進めることが可能です。

知財の取り扱いや守秘義務、参画に係る取り決めは、運営委員会にて協議・決定しています。