JOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)の海外資源事業支援ガイド

海外展開支援制度

公開日  更新日 

主催機関: 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
機関公式ページ: https://www.jogmec.go.jp/

位置付け

JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構法を根拠とする、日本のエネルギー・金属鉱物資源の安定供給確保を担う公的機関です。経済産業省所管の機関として、石油・天然ガス・石炭・金属鉱物・地熱等の資源開発プロジェクトに対する調査・出資・融資・債務保証等を行い、日本の資源確保を政策的に支えています。

他の海外展開支援機関(JETRO・JBIC・NEXI等)が一般事業向けの海外展開支援を担うのに対し、JOGMECはエネルギー・金属鉱物資源という戦略物資の海外開発・確保に特化した公的機関で、資源安全保障の観点から独自のポジションを占めています。

主な支援制度一覧

制度名 対象 主な支援
海外資源開発プロジェクトへの出資 海外資源開発を手掛ける日本企業 探鉱・開発段階の出資参画
資源開発プロジェクトへの債務保証 海外資源開発事業者 金融機関借入に対する債務保証
海外地質構造調査 日本企業が参画する探鉱事業 地質・物理探査による鉱床評価
資源情報・人材育成支援 資源関連事業者 資源国情報提供、人材育成研修
再生可能エネルギー等事業 地熱・CCS等の事業者 地熱資源調査・CCS実証支援等

支援対象分野

  • 石油・天然ガス開発
  • 石炭開発
  • 金属鉱物資源(レアメタル・レアアース等)
  • 地熱資源開発
  • CCS(二酸化炭素回収・貯留)事業
  • その他エネルギー・資源関連事業

制度設計の思想

JOGMECの支援制度群を横断的に見ると、「資源開発プロジェクトの各段階(探鉱・開発・生産)に応じたリスク分担支援」が制度として設計されている構造が読み取れます。探鉱段階の出資、開発段階の債務保証、情報・人材支援という資源開発フェーズ別のリスク・課題に対応する支援が重層的に用意されています。資源開発は探鉱リスクが極めて高く、投資回収が長期にわたる特性を持つため、公的機関によるリスク分担が民間企業の資源開発参画を後押しする構造です。

他機関との補完関係

  • JBIC:資源開発への融資(JOGMEC出資・債務保証と組み合わせ運用)
  • NEXI:海外投資保険によるカントリーリスクヘッジ
  • 経済産業省:エネルギー政策・資源政策の所管
  • JICA:ODA案件形成・技術協力(資源関連分野での連携)

活用を検討する際の視点

JOGMECの支援は、海外で石油・天然ガス・金属鉱物・地熱等の資源開発を手掛ける日本企業、CCS等の新エネルギー事業を展開する事業者にとって、検討価値の高い公的支援制度群です。資源開発プロジェクトはリスクが大きく、民間単独では意思決定が困難な案件が多く、JOGMECの出資・債務保証・調査支援等を活用することで、事業リスクを分散しつつ案件の実現可能性を高めることが期待されます。

初期接点はJOGMEC公式ページ・問い合わせ窓口経由で、個別案件毎に事前相談・事業性評価を経て支援決定が行われる運用です。

問い合わせ先

支援対象案件・審査基準・支援条件は案件ごとに個別審査により決定されます。最新情報は公式ページで確認してください。