JICT(海外通信・放送・郵便事業支援機構)の海外通信事業展開支援ガイド
公開日 更新日
主催機関: 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT)
機関公式ページ: https://www.jict.co.jp/
位置付け
JICT(株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構)は、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法に基づき、日本の通信・放送・郵便事業者の海外展開を出資により支援する官民ファンドです。総務省所管の機関として、通信ネットワーク・データセンター・放送・郵便等の海外プロジェクトに日本企業と共同で出資参画することで、日本のICT・メディア・物流関連事業の海外展開を資本面から支えています。
JOIN(交通・都市開発)が物理インフラ、JICTが通信・放送・郵便という役割分担で、両機関が海外インフラ官民ファンドの姉妹機関として機能しています。
主な支援制度一覧
| 制度名 | 対象 | 主な支援 |
|---|---|---|
| JICT出資 | 海外通信・放送・郵便事業を手掛ける日本企業・現地SPC | プロジェクト投資会社等への出資参画、事業リスクの共同負担 |
| 専門人材派遣・ノウハウ提供 | 出資先プロジェクト | 通信・放送・郵便分野の専門人材派遣、日本式運営ノウハウの導入支援 |
支援対象分野
- 通信ネットワーク(海底ケーブル・モバイル通信・5G等)
- データセンター事業
- 放送事業(衛星放送・コンテンツ配信等)
- 郵便事業(物流・郵便オペレーション)
- ICT関連サービス(通信を活用したサービス事業)
制度設計の思想
JICTの支援を横断的に見ると、「通信・放送・郵便という情報・物流インフラの海外展開を、官民ファンドの共同出資でリスク分散する」設計が組み込まれている構造が読み取れます。通信・データセンター・放送事業は大規模資本投下と長期回収が特徴で、民間単独では投資判断が困難なケースが多く、JICTが日本企業と共同出資することで意思決定を後押しする設計となっています。
他機関との補完関係
- JOIN:海外交通・都市開発プロジェクトへの出資(JICTとは分野分担)
- JBIC:海外事業への融資(JICT出資との組み合わせ運用が可能)
- NEXI:海外投資保険によるカントリーリスクヘッジ
- 総務省:通信政策・国際ICT政策の所管
活用を検討する際の視点
JICTの出資は、海外で通信・データセンター・放送・郵便事業を手掛ける日本企業にとって、検討価値の高い資本参画手段です。海外ICT案件は現地規制・技術選定・投資規模・通信主権等の複合的なリスクがあり、民間単独での事業参画が困難なケースが多いため、JICTの共同出資が事業実現可能性を高める効果が期待されます。
初期接点はJICT公式ページの問い合わせ窓口経由で、個別案件毎に事前相談・事業性審査を経て出資決定が行われる運用です。
問い合わせ先
- JICT 公式ページ: https://www.jict.co.jp/
- お問い合わせ: https://www.jict.co.jp/contact/
- 本社: 東京都港区虎ノ門
出資対象案件・審査基準・支援条件は案件ごとに個別審査により決定されます。最新情報は公式ページで確認してください。

