JETROのGlobal Startup Acceleration Program(GSAP)|スタートアップ海外アクセラレーター派遣

海外展開支援制度

公開日 

主催機関: 独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
制度公式ページ: https://www.jetro.go.jp/en/startup/acceleration/gsap.html

項目内容
主催JETRO(内閣府等と連携)
対象日本に拠点を置くスタートアップ
支援の性格世界トップクラスのアクセラレーターへの派遣プログラム
コース構成Enterprise B2B/AI/Deep Tech/Sustainability/Manufacturingtech & Hardtech
期間コースにより10〜28週間程度

制度の概要

GSAP(Global Startup Acceleration Program)は、日本のスタートアップが海外のトップクラスのアクセラレーターのプログラムに参加し、グローバル市場への展開を加速させるための派遣プログラムです。AlchemistX・Berkeley SkyDeck・StartX・Third Derivative・New Energy Nexus・industry 4.0など、各分野で世界的に評価の高いアクセラレーターがコースごとの運営を担当し、日本発スタートアップに対して、現地市場戦略策定・メンタリング・投資家やパートナーとのネットワーキング・商談機会を提供します。

主な支援内容

  • 世界トップクラスのアクセラレーターによるプログラム提供
  • コース別の専門メンタリング(B2B/AI/ディープテック/サステナビリティ/製造技術・ハードウェア)
  • ワークショップ・ピッチトレーニング・Demo Day
  • 現地投資家・パートナー企業との接続
  • 海外市場参入戦略・事業提携・ファンドレイジング支援
  • 現地エコシステムへのネットワークアクセス(サンフランシスコ等)

対象者

対象は、日本に拠点を置くスタートアップで、海外ビジネス展開または資金調達を検討しており、英語で事業交渉が可能な企業です。対象フェーズはPre-seedからSeries Bまで、コースによって異なるため、応募段階で各コースの想定フェーズを確認する必要があります。応募は申請書とピッチデッキの提出が基本で、各コース独自の締切が設定されています。

活用を検討する際の視点

GSAPを他のスタートアップ海外展開支援(J-StarX、NEDO国際共同研究開発、民間アクセラレーター)と並べて見ると、「海外トップアクセラレーターのプログラムそのものに日本スタートアップを送り込む」という立ち位置が際立ちます。J-StarXが広くスタートアップの海外派遣を対象とするのに対し、GSAPはAlchemistX・Berkeley SkyDeck・StartX等の著名アクセラレーターと、分野別コースという枠組みで提携する深度の高い設計となっており、参加スタートアップは各分野の世界トップエコシステムに直接アクセスできる構造を持ちます。

制度設計上の特徴として目を引くのは、「コース別の分野特化」という二層設計です。Enterprise B2B・AI・Deep Tech・Sustainability・Manufacturingtech & Hardtechという5つのコースを設け、各コースの運営を当該分野のトップアクセラレーターに委ねる構造で、分野ごとに異なるエコシステムの特性に適応した支援内容が組み込まれています。これにより、分野に応じて必要な投資家・パートナー・規制知識・市場構造が異なるスタートアップの海外展開ニーズに対して、画一的でない支援が提供される設計となっています。海外市場展開を本格化させたい日本のスタートアップ、特に米国・欧州のトップエコシステムへのアクセスを獲得したい事業者、分野特化型のアクセラレータープログラムを海外展開戦略に組み込みたい起業家にとっては、検討価値の高い支援プログラムです。

一方で、英語での事業交渉が可能であること・コースごとの想定フェーズへの適合性・選考プロセスの通過が前提となるため、応募前段階で自社のフェーズ・事業分野・英語対応力を整理したうえで最適なコースを選定するアプローチが、制度設計として想定されている進め方です。採択後の渡航・プログラム参加は相応の時間的コミットメントを伴うため、参加期間中の経営体制の調整も検討事項となります。

問い合わせ先

コース構成・募集時期・対象フェーズは年度により見直しが行われます。最新情報は公式ページで確認してください。