JETROの新規輸出1万者支援プログラム|中小企業の輸出初期段階を一貫サポート

海外展開支援制度

公開日 

主催機関: 独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
制度公式ページ: https://www.jetro.go.jp/ichiman-export.html

項目内容
主催JETRO(経済産業省・中小企業庁・中小機構等と連携)
対象中堅・中小企業(輸出未経験/経験問わず)
支援の性格輸出初期段階の一貫サポート(相談・商談・EC・人材育成)
費用基本無料(一部有償メニューあり)
登録方法オンラインフォームからの登録

制度の概要

新規輸出1万者支援プログラムは、経済産業省・中小企業庁・JETRO・中小機構が一体となり、新たに輸出に取り組む事業者を支援するオールジャパン体制の一貫サポートです。輸出未経験の企業だけでなく、過去に少し輸出を試したが本格化したい企業、新たな国・地域への輸出を検討する企業、新しい商材で輸出に挑戦したい企業も対象となります。登録後、JETROコンシェルジュによるカウンセリングを起点に、関係機関の支援策が自社の課題・フェーズに合わせて提案される構造です。

主な支援内容

  • JETROコンシェルジュによる個別カウンセリング
  • BtoBマッチングサイト(e-Venue・Japan Street)への商品登録
  • 商社マッチング・国内外の商談会・展示会への参加機会提供
  • 越境EC(JAPAN MALL等)による販路開拓支援
  • 新輸出大国コンソーシアムのハンズオン支援への接続
  • 貿易実務オンライン講座の割引受講(人材育成)
  • 経済産業省・中小企業庁・NEXI・JICA・日本政策金融公庫等との連携

対象者

中堅・中小企業で、輸出に取り組みたい(初めて・再挑戦・新規国・新規商材)事業者が対象です。業種・規模の厳密な制約は緩く、「輸出の実現に向けた課題や準備状況に応じた支援策の提案」を設計思想としているため、輸出経験の有無を問わず、自社のフェーズに合わせて支援メニューが組み替わる構造になっています。応募は公式ページのオンラインフォームからの登録で、登録後にJETROからのコンタクトを受けて詳細ヒアリングに進む形式です。

活用のポイント

新規輸出1万者支援プログラムを他のJETRO支援制度(新輸出大国コンソーシアム、海外展開現地支援プラットフォーム等)と並べて見ると、「輸出初期段階の中小企業に焦点を絞ったワンストップ型」という位置付けが際立ちます。新輸出大国コンソーシアムがエキスパート相談+パートナー機関のハンズオンで課題解決型の伴走支援を行うのに対し、こちらはBtoBマッチングサイト・商社マッチング・越境EC・商談会参加など、輸出実務の具体的なチャネルへの接続を含めた幅広いメニューを横断的に提供する構造で、輸出のスタートラインに立ったばかりの企業が複数の接点を経験する中で自社に合った輸出形態を見つけていくプロセスを制度内に織り込んでいます。

制度設計上の特徴として目を引くのは、JETRO単独ではなく、経済産業省・中小企業庁・中小機構・NEXI・JICA・日本政策金融公庫など複数の関係機関が連携している点です。輸出初期段階の企業が直面する課題は、市場情報・販路開拓・商品力強化・資金調達・貿易実務・リスクヘッジなど多岐にわたるため、単一機関では支援メニューを網羅しきれない構造があります。この制度はその多様な課題に対応するため、複数機関の支援メニューへの接続を1つの登録プロセスに集約する「支援の入口」として機能しており、中小企業の実務負担を軽減する設計となっています。これから輸出を本格化させたい中小企業、過去に輸出を試したが十分な成果に至らなかった企業、新しい国・地域や商材で輸出に挑戦したい事業者にとっては、検討価値の高い入口的支援制度です。

登録から実支援までの流れは、オンライン登録→コンシェルジュカウンセリング→課題・フェーズに応じた支援策提案→具体メニューへの接続という段階的構造が想定されています。

問い合わせ先

支援メニュー・連携機関・登録要件は年度により見直しが行われます。最新情報は公式ページで確認してください。