中小企業・SDGsビジネス支援事業 ニーズ確認調査|JICAの開発途上国事業化入口
公開日
主催機関: 独立行政法人国際協力機構(JICA)
制度公式ページ: https://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/activities/needs/index.html
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | JICA |
| 対象 | 開発途上国への海外展開を検討する中小企業・小規模事業者 |
| 支援内容 | 現地ニーズと自社技術の親和性を検証する初期調査 |
| 費用 | JICAが調査費を負担(委託契約方式) |
| 期間 | 概ね6〜12か月 |
| 募集時期 | 年1〜2回の公募 |
制度の概要
JICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の入口となる初期調査スキームです。日本企業の技術・製品と、開発途上国の開発課題との親和性を現地で検証する調査を、JICAが委託契約として発注する形で実施します。
主な支援内容
- 対象国における現地ニーズ調査(渡航を含む)
- 政府機関・NGO等の現地カウンターパートとの面談調整
- 調査費用の委託契約支払(企業の持ち出しなし)
- JICA現地事務所のネットワーク活用
対象者
日本の中小企業・小規模事業者のうち、開発途上国の課題解決に資する技術・製品・サービスを有する企業が想定されています。業種としては農業、医療、教育、環境、水、エネルギー、防災など幅広く、初めて海外展開を検討する企業の応募を想定した制度設計となっています。
活用のポイント
開発途上国ビジネスは、ASEANや欧米市場と比較して競合が少なく、SDGs・インパクト投資の文脈で日本企業の技術・製品への関心が高まっている領域です。一方で、渡航コスト・現地情報の入手難易度・カウンターパート探索の負担から、民間単独での初期調査は踏み出しづらいという構造的な課題があります。本スキームは、そのギャップを埋める『公的資金による初期調査の入口』として設計されており、ODA・SDGs文脈で海外展開を検討する企業にとって、最初の一歩として検討価値のある制度です。
制度設計上の特徴として目を引くのは、単なる市場調査ではなく、JICA事務所経由で現地政府・NGO・国際機関との面談機会がスキームに組み込まれている点です。民間の市場調査会社への委託では得にくいネットワーク接点がスキームに内包されているため、調査報告書の提出をゴールにするのではなく、現地関係者との関係形成のフェーズとして位置付ける発想が、本制度の設計思想と相性が良いと考えられます。スタートアップや中小企業のなかでも、継続的にODA案件への参画を視野に入れている方や、現地政府・公共セクターとの協業を事業戦略に組み込みたい方にとっては、特に検討価値の高いスキームといえます。
留意点として、公募要領から読み取れるのは、採択から実施開始までの期間が比較的短い点です。対象国・想定カウンターパート候補・調査仮説の具体化度が、実施フェーズのスピードと調査の深度を左右する構造となっています。応募前の段階では、JICA国内事業部や各地域担当部署に事前相談窓口が用意されており、応募の方向性をここで整理しておくアプローチが、制度設計としても想定されている進め方です。
問い合わせ先
- 公式ページ: 中小企業・SDGsビジネス支援事業 ニーズ確認調査
- 中小企業・SDGsビジネス支援事業(親制度): https://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/activities/sme/index.html
- JICA国内事業部: 各地域担当部署で事前相談を受け付け
公募時期・要件・採択上限・実施期間は各回の公募要領により異なります。最新情報は公式ページおよびJICAの公募スケジュールで確認してください。

