AIエージェントの身元証明
AIエージェントの身元証明とは、そのAIがどの組織の管理下にあり、誰の委任で動いているのかを示すことです。 特定の規格名ではなく、必要とされている機能を指す表現です。
別表記:AIエージェントの身元証明/エージェントの身元確認/AIの正体確認
なぜ必要になったのか
人であれば、名刺があり、電話をかけ直すことができ、所属を照会する手段があります。AIにはそれにあたるものがありません。
取引先のAIを名乗る依頼が来たとき、それが本当にその会社のAIなのかを確かめる方法が、いまのところ確立していません。正規の取引先を装った依頼に応じてしまえば、情報も処理も、そのまま相手に渡ります。
何が確認できればよいのか
- どこの組織の管理下にあるか
- 誰の代理で動いているか
- 何をしてよい権限を持つか
- その権限は有効か
- 問題が起きたときに追跡し、停止できるか
どう実現するのか
これらを改ざんされない形で示す手段として、VC(Verifiable Credentials)と呼ばれるデジタルの証明が検討されています。発行者が電子署名を付けるため、受け取った側が本物かどうかを確かめられます。
社員が社外で仕事をするときに社員証と委任状を持つのと、考え方は同じです。
社内でも同じ課題が生じる
社外とのやりとりだけの話ではありません。誰が許可した権限で動いているのかが分からなければ、事故のあとに実行の根拠を説明できません。監査で問われたときに答えられない、という形で表面化します。
