Credential Schema(証明の定義)

Credential Schemaとは、証明にどんな項目を含めるか、それぞれの項目がどんな形式かを定めたものです。

別表記:Credential Schema/クレデンシャルスキーマ/証明の定義/スキーマ

何を決めるのか

デジタルの証明(VC/Verifiable Credentials)は、複数の項目と発行者の電子署名から構成されます。その項目の並びをあらかじめ決めておくのが、この定義です。

社員の在籍を示すものであれば、氏名、所属、役職、有効期限といった項目を定めます。AIの権限を示すものであれば、対象のシステム、実行してよい操作の種類、期限といった項目になります。

先に決めておく理由

確認する側が、中身を機械的に扱えるようにするためです。

項目の名前や形式が発行者ごとにばらばらだと、受け取った側はそのつど解釈を変えることになります。定義を共有しておけば、同じ処理で扱えます。

ここが設計の中心になる

どんな項目を入れるかは、その証明を何に使うのかによって決まります。項目が少なすぎると判断に足りず、多すぎると不要な情報を渡すことになります。

AIの権限であれば、対象を限定しすぎると業務が回らず、広くしすぎると誤作動したときの被害が広がります。

変更への備え

運用を始めてから項目を追加したくなることは避けられません。古い定義で発行された証明を、新しい定義に対応した仕組みが受け取れるかどうか。

ここを設計に含めておかないと、切り替えのたびに全体を止めることになります。

業界単位で揃える動き

同じ業界の企業が同じ形式の証明を使えれば、相互にやりとりしやすくなります。そのため、定義を共同で決める方法が取られることもあります。

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