credentialSubject(証明の対象)
credentialSubjectとは、その証明が誰について、あるいは何について述べたものかを示す部分です。 証明の中で、対象を指定している箇所を指します。
別表記:credentialSubject/証明の対象/クレデンシャルサブジェクト/主体
具体的には何が入るのか
社員の在籍を証明するものであれば、対象は社員本人です。AIの権限を証明するものであれば、対象はそのAIになります。製品の来歴を証明するものであれば、対象は製品そのものです。
対象は人とは限らない
ここが実務では重要になります。機器やプログラム、そしてAIに対しても身元と権限を管理する必要があり、人以外に付与するIDという考え方が使われます。
デジタルの証明の仕様は、もともと対象を人に限定していません。
対象をどう指し示すか
DID(分散識別子)と呼ばれる仕組みが使われることがあります。特定の企業のサービスに依存しない形で、その対象を一意に指せるようにするためです。社内で完結する用途であれば、社内のIDをそのまま使うこともあります。
設計上の注意点
対象の指し示し方が変わると、その証明との結びつきが切れます。AIを作り直したり、実行環境を移したりしたときに、以前の証明がそのまま使えるのかどうか。ここは運用の設計に含めておく必要があります。
作り直すたびに証明を再発行する前提であれば、その手順を決めておくことになります。
