Claim(クレーム)
Claim(クレーム)とは、デジタルの証明に書かれている、ひとつひとつの記述のことです。 「所属は営業部である」「有効期限は2027年3月31日である」といった、個々の主張を指します。
別表記:Claim/クレーム/主張/属性
苦情という意味ではありません
日本語では「主張」と訳されることもありますが、苦情という意味のクレームとは無関係です。ある対象について発行者が述べている事柄、と理解しておけば足ります。
証明の中でどう位置づくか
VC(Verifiable Credentials)は、発行者の電子署名によって改ざんの有無を確認できるデジタルの証明書です。構造としては、複数のクレームをまとめて、発行者の署名を付けたものだと考えられます。
社員証にあたる証明であれば、氏名、所属、役職、有効期限といった複数のクレームが含まれます。
この単位で捉えておくと何がわかるか
必要な項目だけを見せる仕組みが理解しやすくなります。証明に含まれるクレームのうち、その場で必要なものだけを提示し、それ以外は伏せる、というものです。
年齢制限の確認であれば「基準を満たしている」というクレームだけを示し、生年月日のクレームは見せない。所属部門を示したいだけなら、氏名のクレームは伏せる。こうした使い分けができます。
AIエージェントに当てはめると
「営業部の共有フォルダを読んでよい」「削除は含まない」といった個々の記述が、クレームにあたります。これらを組み合わせて、そのAIに何をどこまで許すのかを表現します。
よくある誤解:書かれている内容は保証されるのか
されません。 保証しているのは、発行者がそう述べたという事実です。内容の正しさは発行者の責任であり、その発行者を信用してよいかどうかは、確認する側が別途判断することになります。
