Verifiable Presentation(VP)
Verifiable Presentation(VP)とは、保有者が自分の持つ証明を相手に示すときの形式です。 証明そのものがVCで、それを提出する行為にあたるのがVPになります。
別表記:VP/検証可能な提示/検証可能なプレゼンテーション
前提:VCとは何か
VC(Verifiable Credentials)は、発行者の電子署名によって改ざんの有無を確認できるデジタルの証明書です。社員証や委任状にあたるものをデータで持ち運び、受け取った相手が本物かどうかを確かめられます。
なぜ提示の形式が別に要るのか
理由は2つあります。
ひとつは、提示している相手が正当な保有者かどうかを確かめるためです。証明だけを受け取っても、それが本人のものなのか、どこかから複製してきたものなのかは分かりません。VPには保有者自身の署名が付くため、その証明に結びついた鍵を実際に握っていることを示せます。他人の証明書を横流しして使う、ということができなくなります。
もうひとつは、複数の証明をまとめて提示できるようにするためです。所属を示す証明と資格を示す証明を、ひとつにまとめて渡せます。相手が求める条件に応じて、必要なものだけを選んで束ねられます。
使い回しを防ぐ仕組み
VPには、その提示が誰に向けたものか、いつ行われたものかといった情報も含められます。これによって、ある相手に提示したものを、別の相手に対してそのまま使い回すことを防げます。
AIエージェントに当てはめると
AIが操作を実行しようとするたびに、自分の権限を示すVPをシステムに提示する、という流れになります。受け取ったシステム側が、発行元、改ざんの有無、有効期限、失効の有無を確認したうえで、その操作を通すかどうかを判断します。
