ケイパビリティ(Capability)
ケイパビリティとは、「誰が何をできるか」を、持ち運べる形にした権限の表現のことです。
別表記:ケイパビリティ/Capability/権限トークン
従来の方式との違い
一般的なアクセス制御では、システム側が利用者の一覧と権限の一覧を持ち、要求が来るたびに照合します。誰がどこにアクセスできるかは、システムの側が知っています。
ケイパビリティの考え方はこれと異なり、権限そのものを相手に渡します。鍵を渡すようなもので、それを持っている者が、そこに書かれたことを行えます。
AIエージェントとの相性
委任と再委任を表現しやすい点です。AIが別のAIに作業を渡すとき、持っている権限の一部を切り出して渡す、という操作が自然に扱えます。渡すときに範囲を狭めることも表現できます。
注意点
渡された鍵が複製されて広まると、回収が難しくなります。有効期限や、後から無効にする仕組みと組み合わせて使うことになります。期限を短く設定しておけば、漏えいしても被害が長引きません。
