権限の縮小(Attenuation)
権限の縮小とは、委任するときに、渡す権限の範囲を元より狭めることです。
別表記:権限の縮小/Attenuation/範囲の絞り込み/権限の減衰
なぜ必要なのか
AIが別のAIに作業を渡す構成では、持っている権限をそのまま引き継がせてしまうことが起こります。その作業に必要のない範囲まで実行できる状態になり、分割するたびに広い権限を持つAIが増えていきます。
どう狭めるのか
渡す作業に必要な分だけを切り出します。読み書きの両方ができる権限を持っていても、渡すのは読み取りだけにする。対象のフォルダも、その作業に関係する範囲に絞る。期限も、元の期限より短くする。
効果
連鎖が深くなるほど範囲は広がりやすくなりますが、渡すたびに狭めるという原則を持っておけば、末端に行くほど権限は小さくなります。誤作動が起きたときの被害も、その分だけ限定されます。
改ざんされたことが分かるデジタルの証明書として権限を表現しておくと、この縮小を機械的に扱えます。渡す側が範囲を絞った証明を発行し、受け取った側はそれ以上のことができない。運用ルールとして周知するより、確実に効きます。
