Non-Human Identity(NHI)

Non-Human Identity(NHI)とは、人以外に付与するIDを指す言葉です。 プログラム、機器、そしてAIが対象になります。

別表記:NHI/Non-Human Identity/非人間アイデンティティ/非人間ID/人以外のID/マシンID

従来のID管理が前提としてきたもの

社員一人ひとりにアカウントを割り当てる形です。入社したら発行し、異動したら権限を変え、退職したら削除する。人事の動きと連動する運用でした。

AIはこの前提から外れる

必要に応じて生成され、役目を終えれば消えます。人事システムと連動した棚卸しの対象になりません。しかも、人のアカウントより数が多くなりがちです。ひとつの業務のために複数のAIが動く構成であれば、その分だけIDが増えます。

よくある誤解:人のアカウントと同じ扱いでよいのか

人のアカウントと違い、多要素認証などの保護がかかっていないことが多い点も課題です。動作を止めたくないという理由で、あえて外していることもあります。漏えいしたときの被害が大きくなりやすい部分です。

「誰の代理か」まで必要になる

もうひとつ、AIの場合は「このAIはこれである」を示すだけでは足りません。誰の代理で動いているのかまで示す必要があります。

人のアカウントであれば「本人が操作した」で済みますが、AIの場合、そのAIが誰の委任を受けて動いているのかが分からなければ、実行の正当性を判断できません。役割を割り当てるだけでは、この関係は表現できません。

求められる管理

人以外のIDを一覧化し、権限を把握し、不要なものを整理する。人のアカウントで行ってきた管理を、人以外の主体にも広げる必要が出てきます。

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