耐量子暗号(PQC)

耐量子暗号とは、量子計算機が実用化されても解読されにくいとされる暗号方式のことです。

別表記:耐量子暗号/PQC/Post-Quantum Cryptography/ポスト量子暗号

何が懸念されているのか

現在広く使われている公開鍵暗号の一部は、量子計算機が十分な規模で実現すると、現実的な時間で解読されうると指摘されています。

そうなれば、秘密鍵を持たない者が署名を作れてしまい、証明の仕組みが成立しなくなります。

いつ問題になるのか

実現の時期は見通しが定まっていません。ただ、長期間保存される証明については、いま発行したものが将来の技術で覆される可能性があります。

数か月で期限が切れる証明であれば、影響は限定的です。数十年にわたって効力を持たせたい証明ほど、検討の必要が高くなります。

よくある誤解:いますぐ切り替えが必要なのか

多くの用途では、いますぐ切り替える必要はありません。ただし、あとから暗号方式を入れ替えられる設計にしておくことは、いま考えておく価値があります。

特定の方式に固定した作りにしてしまうと、移行のときに全体を作り直すことになります。

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