Revocation(失効)
Revocation(失効)とは、発行者が、発行済みの証明を有効期限の前に取り消して無効にすることです。
別表記:Revocation/失効/取り消し/無効化/リボケーション
なぜ難しいのか
有効期限は、あらかじめ書き込んでおけば済みます。難しいのは、期限前に無効にしたいときです。
異動、退職、権限の見直し、契約の終了。こうしたきっかけで、まだ期限が来ていない証明を使えなくする必要が出てきます。
紙の証明書なら回収すればよいのですが、データは複製できるため、回収という手段が使えません。
どう実現するのか
発行した側が、失効させた証明の一覧を公開します。確認する側は、証明を検証するときにその一覧も参照し、載っていれば拒否します。
この一覧をどこに置き、どれくらいの頻度で更新し、確認する側にどう参照させるか。ここが設計の要点になります。
方式は一つではありません。 多数の状態をまとめた形で配布するもの、電子証明書の分野で長く使われてきた一覧を配る方式や、その都度問い合わせる方式などがあります。用途や業界によって、適したものが選ばれます。
よくある誤解:失効させれば即座に使えなくなるのか
反映までに時間がかかる仕組みが一般的です。失効の操作をした瞬間に止まるとは限りません。
そのため、そもそも有効期限を短く設定しておくほうが確実です。 数年ではなく数か月、用途によっては数時間。期限が来れば自動的に使えなくなるため、失効の運用そのものを減らせます。
AIに権限を持たせる場合であれば、1件の業務のためだけに短期間の証明を出す、という設計も現実的です。
反映の速さ
失効させてから、確認する側に反映されるまでに時間がかかる仕組みもあります。緊急で止めたい場面では、この遅れが問題になります。
どれくらいで反映されるのかを、あらかじめ把握しておく必要があります。
