追跡可能性(Traceability)
追跡可能性とは、一連の処理を後から遡ってたどれる性質のことです。
別表記:追跡可能性/トレーサビリティ/Traceability
何をたどるのか
ある結果に至るまでに、どんな処理が、どういう順序で行われたのか。それぞれの処理は誰の指示によるものだったのか。
原因を特定するには、結果から逆にたどっていく必要があります。そのための手がかりが残っているかどうかが、この性質です。
AIが複数関わると難しくなる
ひとつのAIが別のAIに作業を渡す構成では、最初の指示から実際の操作までのあいだに、いくつもの段階が挟まります。
どの段階で何が起点になったのかを辿れるようにしておかないと、原因の特定ができません。AI同士のやりとりの記録も残す設計が必要になります。
人事の異動が絡むと再現が難しくなる
権限を与えた担当者がすでに異動している、当時の運用ルールが変わっている。こうした状況では、当時の状態を再構成すること自体が難しくなります。
記録に「誰が許可したか」まで含めておけば、担当者が変わっても根拠は残ります。
