発行主体の設計
発行主体の設計とは、社内の誰がデジタルの証明を発行するのかを決めることです。
別表記:発行主体の設計/発行者の設計/イシュアー設計
なぜ最初に決めるのか
証明を発行する側は、書かれている内容が事実であることを保証する責任を負います。この責任を誰が持つのかが決まらないと、運用が始まりません。
技術の選定より先に、ここを決めておくべき部分です。
二段構えが取りやすい
企業がAIに権限を持たせる場合、次の形が現実的です。
情報システム部門が、そのAIが触れてよいシステムの上限を定める。 どのシステムに接続してよいか、どの操作までを許すか。全社的な枠を決めます。
その枠の中で、部門長が個別に委任する。 どの業務のために、どの範囲を、いつまで任せるか。現場の判断で決めます。
こうしておくと、承認の流れがそのまま権限の形になります。すべての判断が情報システム部門に集まることも避けられます。
決めておきたいこと
- 誰が発行を承認するのか
- 発行の申請はどういう手順で行うのか
- 鍵は誰が管理するのか
- 発行の記録をどこに残すのか
とくに鍵の管理は、担当者個人に依存しない形にしておく必要があります。その人が異動したら発行できなくなる、という状態は避けたいところです。
