Wallet Attestation

Wallet Attestationとは、所有者側のソフトウェア(ウォレット)が本物であることを、そのソフトウェアを開発・運営する事業者(Wallet Provider)が署名して示す仕組みのことです。

別表記:Wallet Attestation/ウォレット証明/クライアント認証

何のためにあるのか

発行元は、どんなソフトウェアに証明を渡すのかを知りたいという事情があります。鍵が適切に守られない場所に渡せば、なりすましの経路を作ることになるためです。決められた方針に沿っているか、監査や認定を受けた仕組みかを確かめたい、という理由もあります。

どういう仕組みか

ソフトウェアを開発・運営する事業者は、OSが用意するアプリの真正性の確認(iOS の DeviceCheck、Android の Play Integrity)を使ってソフトウェアが本物であることを確かめ、署名付きのデータを渡します。所有者側のソフトウェアは、証明を受け取る手続きの中で、このデータを証明の発行元に示します。

事業者が前もって署名しておくので、受け取りのたびに事業者のサーバーを通す必要はありません。たとえば大学から学生証を受け取る場合、所有者側のソフトウェアがやりとりする相手は大学のサーバーだけです。

よくある誤解:これは利用者についての証明なのか

違います。示すのはソフトウェアの正当性で、利用者の身元ではありません。

個々の端末を識別しないよう、示す値は同じ種類のソフトウェアで共通のものにします。高い水準を求める取り決め(HAIP)では、発行元をまたいで使い回すことも禁じられています。

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