SIOPv2
SIOPv2とは、利用者自身の手元にある仕組みが、身元の情報を発行する側として振る舞えるようにするための仕様のことです。
別表記:SIOPv2/Self-Issued OpenID Provider v2/自己発行型
従来の仕組みとの違い
これまでのログインでは、身元の情報を出すのは事業者でした。事業者には法的な責任や評判があり、確認する側はそれを前提に信用します。
この仕組みでは、利用者の手元にある所有者側のソフトウェア(ウォレット)がその役割を担います。確認する側と利用者が直接に向き合う関係になります。
何が保証されるのか
保証されるのは、その識別子に対応する鍵を本人が持っている、という点です。ID の中に書かれた生年月日などの記載は自己申告として扱われます。
そのため確認する側は、識別子以外の記載を本人の特定に使ってはならないと定められています。他の発行元が内容を保証した証明は、この仕組みだけでは扱えません。
位置づけ
他の発行元が出した証明(Verifiable Credential)とあわせて提示したい場合は、証明の提示の仕様(OpenID4VP)と組み合わせます。組み合わせは必須ではありません。
2026年9月時点で策定の途中(draft 13)です。証明の提示の仕様の側でも、まだ正式版でない仕様の1つに数えられています。
