DCQL
DCQLとは、確認する側が「どんな証明のどの項目が欲しいか」を書き表すための、JSON形式の記述方法のことです。
別表記:DCQL/Digital Credentials Query Language/証明の要求記述
何を指定できるのか
証明の種類と形式のほか、どの発行元を信用するか、複数の証明のどの組み合わせでもよいか、どの項目が必要か、といった条件です。所有者の鍵による裏付けを求めるかどうかも指定できます。所有者側のソフトウェア(ウォレット)は、持っている証明をこの条件に照らし、合うものを返します。
必要な項目だけを渡す仕組み
選んで提示できる形式の証明では、要求された項目だけを返し、それ以外は送ってはならないと定められています。条件を満たせない場合は、部分的に返すのではなく、その証明を返しません。
確認する側も、必要最小限の項目を求めることが推奨されています。生年月日ではなく「18歳以上か」で足りる場合は、後者を先に求める、という例が挙げられています。
よくある誤解:条件に合う証明しか返ってこないのか
DCQLでは、項目の中身にも条件を付けられます。「国籍が日本のものだけ」と書けば、条件に合わない証明は返さないよう求められます。
ただし、これは必ず効くとは限りません。所有者側のソフトウェアが中身を見られない場合があり、条件に従うかどうかは最終的にその判断にゆだねられているためです。
そのため確認する側は、この条件をプライバシーを守るための努力として扱い、安全性の判定に使ってはならないと定められています。返ってきた証明の中身は、自分で読んで確かめる必要があります。
