OpenID4VP

OpenID4VPとは、確認する側が必要な証明を求め、所有者がそれを提示するまでの、やりとりの手順を定めた仕様のことです。

別表記:OpenID4VP/OID4VP/OpenID for Verifiable Presentations/証明の提示プロトコル

どういう流れか

確認する側(Verifier)が、欲しい証明の条件を書いた要求(Authorization Request)を所有者側のソフトウェア(ウォレット)に送ります。所有者側のソフトウェアは持っている証明の中から合うものを選び、所有者に提示してよいかを確かめます。

同意が得られたら、提示用のデータをまとめて確認する側へ返します。確認する側が受け取るのは証明であって、資源にアクセスするための権限(アクセストークン)ではありません。

どの形式の証明を扱えるのか

特定の形式に縛られない作りです。W3C のデータモデル、mdoc、SD-JWT VC のいずれも扱え、1回のやりとりで複数の形式を混ぜることもできます。権限を限って渡すための既存の標準(OAuth 2.0)の上に作られており、2025年7月に正式な仕様となりました。

ただし、何でも通るわけではありません。要求には形式を示す識別子を必ず書くことになっており、その値は仕様の付録で定められたものを使います。付録に無い形式を足すこともできますが、発行元と所有者側と確認する側の三者がその形式を理解していることが条件です。

よくある誤解:この仕様に沿えば、そのままつながるのか

つながるとは限りません。この仕様は、相互運用のためには絞り込み(プロファイル)が必要な枠組みと位置づけられています。

確認する側は、所有者側のソフトウェアの動作を信用してはなりません。返ってきた証明は、自分で検証しなければならないと定められています。

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