Controlled Identifiers

Controlled Identifiersとは、識別子を管理する者(コントローラー)の署名を確かめるための鍵の情報や、その者とやりとりするための窓口を書き表す文書の形を定めた、W3Cの標準のことです。

別表記:Controlled Identifiers/CID/Controlled Identifier Document/管理された識別子

何が書かれるのか

鍵を持つ相手1つにつき、文書を1つ用意します。文書の先頭には、その相手を指す識別子(たとえば https://controller.example のようなURL)を書きます。

続けて、署名を確かめるための鍵(検証方法、verification method)を並べ、それぞれの鍵を何に使ってよいか(検証関係、verification relationship)を示します。関連する窓口(サービスエンドポイント)もここに書きます。この標準は2025年5月に正式な標準(W3C勧告)となりました。

鍵の用途はどう区別されるのか

用途は5種類あります。ログインなど相手が本人かを確かめる手続き(authentication)、証明の発行のような主張(assertionMethod)、暗号化のための鍵の取り決め(keyAgreement)、権限の行使(capabilityInvocation)、権限の委任(capabilityDelegation)です。ある用途に結び付けられていない鍵は、その用途には使えません。

分散識別子とはどういう関係か

この標準は、分散識別子(DID)の標準を、分散型ではない識別子、たとえばhttpsで始まるURLにも使えるように一般化するために作られました。分散識別子の標準の内容の多くを写し、書き方を一般化したものです。分散識別子の標準は、この標準の機能を絞り込んで使う関係にあります。

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