SD-JWT VC

SD-JWT VCとは、必要な項目だけを見せられる署名付きの形式(SD-JWT)を使って、デジタルの証明を表すための取り決めを定めた仕様書のことです。2026年9月時点では、IETFで策定の途中(Internet-Draft)にあります。

別表記:SD-JWT VC/SD-JWT-based Verifiable Digital Credentials/SD-JWT-based Verifiable Credentials

何を定めているのか

土台となる形式は、どんな項目を載せ、それが何を意味するかを定めていません。SD-JWT VCでは、証明の種類を示す項目(vct)を必ず書き、発行元、有効期間、持ち主の鍵(cnf)、状態の確かめ先(status)の扱いが定められています。項目を伏せる機能を使うかどうかは任意です。

発行元の鍵はどう見つけるのか

2つの方法が定められています。発行元を表す項目がhttpsで始まるURLのときに、決まった場所に置かれた発行元の情報(JWT VC Issuer Metadata)から鍵を得る方法と、署名の先頭に添えられた電子証明書の連なり(X.509)から得る方法です。

ほかの方法を別の文書や制度で定めることもできます。どの方法でも発行元の鍵であることを確かめられなければ、その証明は拒否しなければなりません。

よくある誤解:W3CのVC Data Modelに沿った形式なのか

別のものです。SD-JWT VCの仕様書は、W3Cの標準と区別するために、Digitalを加えた「Verifiable Digital Credential」という語を使っています。

略称のSD-JWT VCは、広く使われてきた名前を保つために変えていません。一方、中身の種類を示す名前(メディアタイプ)は、W3C側で登録された名前との衝突を避けるために、vc+sd-jwtからdc+sd-jwtへ変更されています。

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