VC-JOSE-COSE

VC-JOSE-COSEとは、VC Data Model 2.0に沿った証明を、IETFで定められた署名付きの入れ物の形式に収めて守る方法(封入型の保護、enveloping proof)を定めた、W3Cの標準のことです。

別表記:VC-JOSE-COSE/Securing Verifiable Credentials using JOSE and COSE/封入型の保護

どんな入れ物に収めるのか

入れ物は3通りです。JSONで表す署名付きの形式(JOSE)、必要な項目だけを見せられる形式(SD-JWT)、データを詰めた形で表す署名付きの形式(COSE)です。

証明と、提示のためにまとめたデータのそれぞれについて、中身の種類を示す名前(メディアタイプ)が合わせて6つ定められています。2025年5月に正式な標準(W3C勧告)となりました。

確かめる鍵はどう見つけるのか

鍵を見つける方法は複数あります。入れ物の先頭(ヘッダ)に書かれた鍵の名前(kid)、発行元を表す項目(iss)、識別子にひもづく文書などです。鍵の名前は、どの鍵を使ったかの手がかりとして扱われます。

よくある誤解:証明の項目を入れ物側の項目に置き換えるのか

置き換えません。入れ物の形式にも、発行元や期限を書くための項目(JWTのクレーム)があります。この標準では証明のデータをそのまま中身にするため、証明の項目と入れ物側の項目は別々に扱われます。

入れ物側の期限を表す項目(exp)は、署名についての期限で、証明の有効期間とは別物です。入れ物側に発行元を表す項目を書く場合は、証明の中の発行元の項目と一致しなければなりません。

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