Securing Mechanism(埋め込み型/封入型)

Securing Mechanismとは、デジタルの証明を改ざんから守るための方法のことです。VC Data Model 2.0は、この方法を埋め込み型(embedded proof)と封入型(enveloping proof)の2種類に分けています。

別表記:Securing Mechanism/セキュアリングメカニズム/embedded proof/enveloping proof/埋め込み型/封入型

2つの種類はどう違うのか

埋め込み型は、証明のデータの中に署名の情報を書き足す型です。元のデータの形は保たれ、署名の情報が1つの項目(proof)として加わります。

封入型は、証明のデータ全体を署名付きの入れ物(エンベロープ)に収める型です。収めた証明は、その入れ物の形式(SD-JWTなど)を扱える道具で処理できます。

どの方法を使うかは決まっているのか

推奨される方法として、埋め込み型にはData Integrity、封入型にはVC-JOSE-COSEがあります。ただし、特定の方法が義務づけられているわけではありません。

決まっているのは、証明が少なくとも1つの方法で守られていることです。2つの種類は同時に使うこともでき、新しい方法を別の文書で定めることも認められています。

よくある誤解:署名の計算方法までこの標準が定めているのか

定めていません。この標準が定めているのは、改ざんから守る方法の種類の分け方と、その方法を定める文書が満たすべき条件です。

その条件には、改ざんから守る手順を明記すること、確かめる手順(検証アルゴリズム)を用意し、確かめた結果として守られていた中身だけを取り出せるようにすることが含まれます。具体的な手順は、それぞれの方法を定めた文書にあります。

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