JSON-LD/@context
SON-LDとは、JSONの書き方のまま、データの項目名を、URLで表された意味の定義に結び付けられるようにした、W3Cの標準のデータ形式のことです。@contextは、その結び付けの規則を書く項目です。
別表記:JSON-LD/@context/JSON-LDコンテキスト/コンテキスト
何のためにあるのか
短い項目名(term)を、世界で1つに決まるURL(IRI)に結び付けます。これにより、事前に打ち合わせのできない組織どうしでも、データの意味を機械が関連づけられます。
デジタルの証明ではどう使われるのか
VC Data Model 2.0では、証明と、提示のためにまとめたデータ(Verifiable Presentation)の両方に、この項目を必ず書きます。値は順番のある並びで、先頭は https://www.w3.org/ns/credentials/v2 と決められており、2番目以降に用途ごとの定義を足せます。
{
“@context”: [
“https://www.w3.org/ns/credentials/v2”,
“https://university.example/contexts/degree/v1”
],
“type”: [“VerifiableCredential”, “ExampleDegreeCredential”],
“credentialSubject”: {
“degree”: “Bachelor of Science”
}
}
先頭のURLで、標準が定める項目名の意味が決まります。2番目のURLでは、学位に関する項目名(degree)の意味が決まります。
よくある誤解:@contextでデータの形も決まるのか
強制はしません。@contextが主に伝えるのは項目名の意味で、どの項目が必要か、値がどんな種類かといった形の確認には、別の項目(credentialSchema)が用意されています。
よくある誤解:デジタルの証明はすべてJSON-LDで書かれるのか
JSON-LDの決まった書き方が必須なのは、VC Data Model 2.0に沿った証明として表す場合です。ほかの記法で書き、この形に戻せるようにすることもできます。
SD-JWT VCやmdocのように、このデータモデルを使わない形式の証明もあります。そうした形式も、決められた規則で変換して条件を満たせば、この標準の仕組みと組み合わせられます。
