NIST SP 800-63

NIST SP 800-63とは、米国の国立標準技術研究所(NIST)が定めた、デジタルIDの取り扱いに関する指針のことです。

別表記:NIST SP 800-63/SP800-63/デジタルアイデンティティガイドライン/Digital Identity Guidelines

NIST SP 800-63 は何を定めた文書なのか

対象は、ネットワーク越しに政府の情報システムを使う人の、身元の確認、認証、および複数の組織のあいだで本人の確認結果を受け渡す仕組み(フェデレーション)です。この3つについて、技術的な要件を定めています。現行版は2025年7月に公表された第4版で、第3版を置き換えるものです。

NIST SP 800-63 が3つを分けて評価する理由

組織は、身元の確認(IAL)、認証(AAL)、確認結果の受け渡し(FAL)のそれぞれについて、水準を選ぶことを求められます。水準はどれも3段階で、用途ごとのリスクの評価をもとに選びます。厳密に身元を確認していても、その後のログインが簡易であれば、全体としての確からしさは下がります。

よくある誤解:米国以外の組織にも守る義務があるのか

この指針が拘束するのは米国の連邦機関です。政府以外の組織は任意で使えるものとして位置づけられており、米国の著作権の対象にもなっていません。

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