DIF

DIFとは、分散型のアイデンティティに関する技術仕様を作っている業界団体のことです。Decentralized Identity Foundationの略です。

別表記:DIF/Decentralized Identity Foundation/分散型アイデンティティ財団

DIF は何を作っているのか

技術を中心に置いた組織で、分散型のアイデンティティを成り立たせる基礎部分を作り、実装どうしがつながる状態にすることを目標にしています。作業部会が、手順、部品、データの形の仕様を作ります。仕様だけでなく、それを実際に動かして示す実装(リファレンス実装)も公開されています。

DIF の成果物と他の団体の標準の関係

DIFが扱う範囲は、識別子(DID)とデジタルの証明(VC)についてW3Cが定めた中心的な標準を軸に決められています。証明そのもののデータの形を定めているのはW3Cで、DIFの作業部会は、その標準を使う側で必要になる仕様を作ります。

よくある誤解:DIF が作った仕様はそのまま標準なのか

DIF自身は、成果物を仕様と、形になりつつある標準(emerging standards)として位置づけています。DIFで作られた仕様が、後に別の団体の標準に取り込まれることもあれば、別の方式に置き換えられることもあります。

たとえば、確認する側が欲しい証明の条件を書き表す方法として、DIFではPresentation Exchangeという仕様が作られました。OpenID Foundationが2025年7月に確定させた提示の手順の仕様では、この方法は使われておらず、別の書き方(DCQL)が定められています。

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