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大学の遠隔講義環境の構築・運用_参考情報

新型コロナウィルスの蔓延にともない、大学等で遠隔講義環境の構築が急速に進んでいます。様々な情報が飛び交っていますが、構築・運用に当たって特に参考となる情報をご紹介します。

 

【zoomの利用方法】

・【UTDH Lab】Zoomでオンライン講義をしてみよう

出典:Youtube東京大学人文情報学チャンネル https://www.youtube.com/watch?v=SBmVtwG_ovQ

 

zoomを用いた遠隔講義の手順を10分ほどで非常にわかりやすく紹介されています。

 

・神戸大学 遠隔講義について

出典:神戸大学 神戸大学ホームページ https://lecturehub.kobe-u.ac.jp/zoom/teacher/breakout/

 

zoomを用いた遠隔講義について紹介されており、特に、ブレイクアウトルームの使用方法についても言及されています。ブレイクアウトルームはグループ学習などに適しています。

 

【専修大学による簡易ガイド】

出典:「大学のオンライン授業を展開するための簡易ガイド」 http://senshu-iis.jp/?p=1102

 

授業の準備・心得等について細かに記載されており大変参考になります。日本経済新聞でも紹介されています。

 

出典:大学の遠隔授業、「初めて」ガイド 専修大が公開

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58543340X20C20A4CR8000/

 

また、「専修大学 オンライン授業受講の準備」としてGoogle Classroom、Google meetの参加者利用方法についても紹介されています。

出典:専修大学ホームページ https://www.senshu-u.ac.jp/isc/guidance_2.html

 

【大阪府立大学によるオンライン学習支援システム「meaQs」】

出典:大阪府立大学ホームページ https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20200430/

大阪府立大学がオンライン学習支援システム「meaQs」を他大学等に無償提供(期間限定)―全国教育機関のオンライン授業化に貢献―

 

大阪府立大学が開発したmeaQsは、大学教育方法の改善を目的として2014年度に本学が文部科学省から採択された「大学教育再生加速プログラム」(事業期間 2014年度~2018年度)の成果で、講義型授業に主体的・対話的で深い学びを加えるための授業支援ツールとされています。受講生同士が授業内容を理解できているかを互いに確かめるための問題を作り、共有しながら学習を進める「協調学習環境」が特徴のひとつとされています。「meaQs」のシステム概要および主な特徴として下記のとおり記載されています。

 

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  • ・多くの大学が採用する「Moodle」というLMS(学習管理システム)で動作。
  • ・主体的・対話的で深い学びを実現するための学習支援ツール。
  • ・専門的知識の獲得と深いレベルの理解の両面を促進。
  • ・昨年1年間に、のべ70名の教員が授業に「meaQs」を導入し、のべ2500名の学生が利用(本学2019年度実績)。
  • ・2017年から大阪教育大学の高橋 登 教授の授業で利用。
  • ・3年間の運用実績において、システムトラブル0件の安定稼働。

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meaQsホームページ: http://www.ess.osakafu-u.ac.jp/human/okamoto/squish/

 

【4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム】

出典:国立情報学研究所ホームページ https://www.nii.ac.jp/news/2020/0325.html#03

 

「大学の情報環境のあり方検討会」の取組が資料および動画にて公開されています。遠隔授業による教育効果や留意点、セキュリティなど参考になる情報が多々掲載されています。

 

【ユニークな事例】

・JIECと近畿大学がAIを活用して講義を支援、質問応答業務を半減

出典:IoTnews https://iotnews.jp/archives/121916

 

AI問い合わせ対応サービス「manaBrain」を活用して講義内容に関する質問に答えられるバーチャル・ティーチング・アシスタント(以下、V-TA)を導入し、有効性を検証したとされています。その結果、24時間365日、受講生の質問に対応可能になることに加え、V-TAがこれまで得られなかった受講生の疑問やニーズを効率的に収集するフィードバック機構としての役割を有することが確認されています。このような取り組みは、遠隔授業がこなれてくる中で普及していくかもしれません。

 

 

【政策動向】

大学の遠隔講義支援 文科省、10万人に通信装置貸与

出典:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57686090V00C20A4CZ8000/

 

大学および高等専門学校の支援として、計約10万人分のモバイル通信機器を学校を通じて学生に無償で貸し出し、自宅などでの学習を後押しするとともに、著作権者の許諾なしで教材をネット上で使うことを特例で認める措置も1年限定で導入するとしています。法的な措置は、必ず把握しておく必要があります。

 

・遠隔教育システム活用ガイドブック

出典:文部科学省 https://www.mext.go.jp/content/1404424_1_1.pdf

 

平成30年度遠隔教育システム導入実証研究事業の成果が報告されています。主には児童向けですが、丁寧にまとめられており、大学の遠隔講義の検討にも参考になる情報が含まれています。