深セン市科学技術協会は1982年5月に設立しました。それ以降の深セン市行政改革を経て2009年9月以来「科学技術成果と科学技術イノベーション評価認定」を行うなど、主に青少年科学技術啓蒙活動、深セン市科学技術開発交流、深セン市科学館の管理などのミッションをもって深セン市の科学技術の普及、施策に大きく寄与しています。 2009年以降、深セン市科学技術協会は3つの事業部門、71社の市レベルの学会、約十万人以上の会員、6つの区レベルの分科会、43カ所の市レベルの科学普及教育基地を有する機関へと拡張しました。主な役割として下記が挙げられます。
- 定期かつ活発な学術交流による先進的技術及び科学技術発展の促進
 - 深セン市の科学技術普及及び啓蒙活動の推進。特に青少年科学技術教育活動
 - 科学技術政策に関する学術議論の展開、科学技術施策への寄与
 - 優秀な科学技術関係者の奨励、優秀人材の推薦
 - 科学技術成果移転の推進、支援業務
 - 国際科学技術交流活動の推進
 - 科学技術人材の教育、トレーニング支援
 - 深セン市各区の科学教育基地の運営、管理、指導
 - 科学技術政策等の調査と、施策への提言等
 


深センハイテクパークにある深港産学研基地は、1999年8月深セン市政府と香港大学、北京大学が共同で創設した研究基地です。この研究基地は、高い技術力を身につけた人材を育成し、科学技術のイノベーションと産業化を統合することにより、官・産・学・研・金を融合した深セン・香港区域におけるハイレベル産業の拠点となることを目的としています。 深港産学研基地において人材育成は重要な使命の一つであり、設立以来、北京大学と香港科技大学の大学生・大学院生教育、高級研修、およびハイレベルなシンポジウムの開催、教育プログラムの遂行など、高度な技術を修得した人材の教育基地になっています。特に聴講コースでは、産学連携や最新の経済テーマを中心に開講しています。先端産業プロジェクトも遂行しており、主にバイオ、光ファイバー通信、集積回路、環境保全技術、新エネルギー技術に重点をおき推進しています。
長三角国家技術創新中心(長江デルタ国家技術イノベーションセンター、National Innovation Center par ExcellenceーNICE)は、中国の長江デルタ地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省)の持続可能な発展のためにイノベーションエコシステムの構築に取り組んでいます。NICEの傘下には100か所の研究所があり、地元で460社のニッチトップ企業とパートナーシップを作り、16000名以上のスタッフが応用研究開発と技術移転に取り組んでいます。
