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研究者座談会 in 産学官連携DAY

電気通信大学研究者、電通大発ベンチャーの取り組みをご紹介 ~データ活用、制御理論、新たな設計手法を応用した実社会の課題解決への取り組み~

電気通信大学では、6月25日(水)に産学官連携DAYを開催します。

産学官連携DAYは電気通信大学の産学連携を丸ごと紹介するイベントです。

㈱キャンパスクリエイトは共催企画として、「研究者座談会」と題し、話題の研究分野について、ご紹介ならびに研究者と交流いただける会を企画しました。

皆様の参加をお待ちしております!

なお、「電気通信大学 第21回産学連携DAY」の全体プログラムは下記URLよりご覧ください。

https://www.uec.ac.jp/research/alliance-activity/r-day/

開催日時

2025年6月25日(水)14:40~16:30

開催場所

電気通信大学100周年記念ホール (総合受付も同様)

参加費用

無料
※ただし産学官連携DAY内、情報交換会は有料(参加費1,000円)

お申込み方法

▼「電気通信大学 第21回産学連携DAY」の申込フォームよりお申し込みください
https://forms.gle/nLgVoQSAKZeNFmB3A

【座談会プログラム】

14:40~15:15 

データ駆動型無線基地局設計に向けた要素技術


発表者:人工知能先端研究センター 佐藤光哉 先生

<概要>
 無線通信システムは、その需要の多種多様化に伴い過密化が進んでいます。これらを安定運用する上では、無線基地局の入念な設計が重要である一方、複雑な電波伝搬特性の影響で通信品質の高精度な予測が困難であり、データ駆動型での手法の活用が期待されています。
 本講演では、関連する要素技術について、無線環境の可視化技術および限られた電波伝搬シミュレーションでの無線基地局配置自動設計アルゴリズムの2点を中心に紹介します。

15:15~15:50 

複雑さに向き合う制御へー理論が広げる設計の自由ー


発表者:機械知能システム学専攻 定本 知徳 准教授

<概要>
(1)高速な強化学習による制御器設計
(2)電力システムにおいて経済性と安定性も同時に考慮した新しい発送電計画
(3)安全性や性能の制約を満たす制御器のデータ駆動設計
という3つの話題を取り上げます。いずれも実用性を意識した内容であり、実応用展開へと発展できれば幸いです。

15:50~16:25 

製品開発の期間短縮、コスト削減のための新設計手法(セットベース設計手法)  ~多目的性能の同時満足化による設計の後戻り削減~


発表者: NPO法人セットベースデザイン研究会(電通大発ベンチャー) 石川晴雄理事長

<概要>
 製品機能には本来的機能に加えて様々な相反機能や異種機能も実現する必要があります。例えば、メカ・構造設計と制御系設計の連携、あるいは剛性とコスト、軽量性などです。従来は、これらの処理に多数の後戻りの工数を要していて、競争力の低下に繋がっていました。
 この課題を解決する新しい設計手法としてセットベース設計手法を提案しています。その概要と適用事例を紹介します。また企業との連携状況についても説明します。