当コンソーシアムでは、先端レーザ樹脂溶着技術として、下記に記す「ヒートシンク式レーザ樹脂溶着法」を応用・展開していくことを推進します。
ヒートシンク有り
「レーザ透過ヒートシンク」の効果により、樹脂部材の表面無損傷重ね合わせ溶着を実現しました。瞬間的に自己発熱できるレーザ加熱の利点を生かし、高融点素材の溶着に真価を発揮します。
※色素の添加なしに、同種のプラスチックを表面がきれいなまま溶着できます。 ※フッ素樹脂、スーパーエンプラ等様々なプラスチック加工へ応用可能です。用可能 )
【ヒートシンク式レーザ樹脂溶着の特徴】 重ね合せ溶着において、上側の部材からレーザ吸収発熱し、深部へ溶融が広がっていき、界面を挟んで溶融一体化します。この際、レーザ照射面での余分な発熱を上部のヒートシンクが放熱するため、表面で過熱による損傷が起きません。「表面冷却・内部溶融」の実現です。
【内部溶融の実例】 溶着した部材断面を観察すると(偏光観察)、溶融痕が内部だけに有り、表面での溶融が見られないことが分かります。
【半導体・医療分野への応用】