代表 安田 翔也

ビネット&クラリティ合同社

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機械学習によるファッション業界のIT化

ビネクラは、主に東京工業大学の博士と修士からなる研究開発体制で、ファッション業界のIT化とサイエンス化に取り組む「東工大発ベンチャー」認定企業です。
世界で初めてとなる、遠隔で注文できるフルオーダーメイド靴サービス「Shoe-Craft-Terminal」を開始しました。また、ファッションコーディネートの定量評価を行う人工知能「Nadera」も公開しています。

▼ 来店不要のオーダーメイド靴「Shoe-Craft-Terminal」

ファッション業界の中で、靴業界はIT化がもっとも遅れている分野の1つです。この背景には、単に職人気質が強いという精神的な要因だけでなく、「設計」から「履き心地」のデータを得るまでに多くの金銭的・時間的コストがかかるという制約があります。すなわち、仮説検証サイクルの速度が極端に遅いために、靴は未だにIT化が進まず、サイエンス(科学)の土俵に上がっていません。そこで、「靴をサイエンスにする」をスローガンとし、これまで職人技に依存していた足・木型・靴に関わる処理の自動化、設計の合理化を行っています。機械学習、最適化、3Dモデルの技術はすべて自社開発で、これまで不可能だった足の遠隔3D測定を実現し、その後の製作工程も大幅に自動化することで、価格を従来の半額程度まで下げることに成功しました。

図1-1 来店不要のフルオーダーメイド靴の流れ(出願済み)


図1-2 履き心地を可視化する透明な仮靴(出願済み)

 

▼ ファッションの感性判定器「Nadera」

これまで、ファッションデザインにおいて重要な要素である「感性」には定量的な指標がなく、計算機で扱うことが難しいと考えられていました。そこで、客観的な指標作りを目指して感性分析に関する研究を行い、感性を定量的に評価する仕組みを構築しました。具体的には、ファッション業界で広く使用される「ソフィスティケート」「エレガント」「ロマンティック」「エスニック」「カントリー」「アクティブ」「マニッシュ」の7カテゴリーに「フューチャリズム」を加えた合計8つのカテゴリーが持つ特徴の学習を行い「Nadera」と名付けました。Naderaにファッション画像を読み込ませると、各要素を分析しグラフ化した結果を表示します。アパレル関連企業等に向けてNaderaのB to Bサービスの提供を開始し、また、各アパレルが持つソリューションと組み合わせるなど、共同研究も行っています。


図2 ファッションの感性判定器「Nadera」

 

この他に、機械学習を用いた料理レシピ開発、姿勢・運動解析、物体検出、オーダーメイド装具作製等の実績があります。「こんな事はできないか?」といった技術的なご質問があれば、お見積り関係なくエンジニアがお答えします。お気軽にお問い合わせください。

図3 機械学習を用いた料理レシピ開発、姿勢・運動解析、物体検出、オーダーメイド装具作製等