株式会社キャンパスクリエイト

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(調布オフィス)
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国立大学法人電気通信大学産学官連携センター内

連携事例

テーマ名 純チタンを高強度にする加工技術「多軸鍛造法」の研究開発と事業化
企業名 川本重工株式会社
参考写真
純チタンを高強度にする加工技術「多軸鍛造法」の研究開発と事業化
概要

(連携のきっかけ)

 実は当社とお付き合いがあった企業の方からご紹介を受けたのがきっかけです。というのは、「多軸鍛造法」を研究している三浦先生(当時は電気通信大学所属)がキャンパスクリエイトさんにシーズの実用化を希望する企業を探したいと相談したそうなのですが、この加工技術は大型のプレス機が必須なので、キャンパスクリエイトさんがプレス機を持っている企業を探すことを目的として、地域で広いネットワークを持っている機関や企業にお声掛けされたそうです。まわりまわって当社に話が届きました。

 当社は大型部品の受託加工を事業としており加工機も豊富なので、技術内容をお聞きしてとても面白いと思い取り組むことにしました。

(技術内容)

多軸鍛造法は、金属材料に対して特殊な鍛造加工を行うことで、組成を変えずに組織を微細化することで機械的特性を大幅に改善する技術です。

金属は純チタンとマグネシウム合金が対象ですが、純チタンはチタン合金と同等以上の高強度性、マグネシウム合金は超々ジュラルミンを超える引張強度を実現しています。

 純チタンは軽量性と強度、高耐食性など優れた物性があるので様々な用途に用いられますし、マグネシウム合金は筐体や航空部品、自動車部品、自転車部品など強度と軽量性を求められる用途が多いので、多くの企業の方にお引き合いをいただいています。

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純チタンの加工後の物性データは下記の通りですが、純チタンで最大引張応力1084MPaを実現していることが大きな特徴です。また、チタンは難加工材に分類されますが、チタン合金と比較し切削時間は1/2程度で切削コスト・手間が半減すること、曲げ加工性に優れていること、耐摩耗性が純チタンの1.5倍以上であることなど多くのメリットがあります。

純チタンは生体適合性に優れているのでインプラント材としても使用可能です。

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マグネシウム合金を加工した場合は562MPaを達成しています。降伏応力も483MPaと多軸鍛造を行う前の約5倍であるため、加工性に優れています。

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詳しくは下記をご参照ください。

多軸鍛造法によるチタン合金と同等以上の強度を持つ高強度純チタン

http://www.open-innovation-portal.com/corporate/manufacture/titaniumalloy.html

多軸鍛造法による高強度・高加工性の超微細粒マグネシウム(Mg)合金

http://www.open-innovation-portal.com/corporate/manufacture/mg.html

出荷も既に開始しています。

(キャンパスクリエイトから受けたサポート内容)

 産学連携が始めてで分からないことも多かったのですが、金属素材の製作と加工理論に関するご指導を三浦先生、工場で加工を行うのが当社、加工後の性能確認の評価を三浦先生および当社で行うように、キャンパスクリエイトさんが都度調整し円滑に開発を進めていけています。

また、公的補助金の活用をご提案いただき、ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金(中小企業庁)、A-STEP(フェーズⅡ)に採択されました。ものづくりはトライアンドエラーでなにせ設備や部品費、加工費が伴うので非常に助かりました。

研究開発以外での支援としても、販路開拓についてご協力いただき、インプラントメーカー、自動車メーカー関連、音響機器メーカー、日用品メーカーなど導入に関心がある企業の方をご紹介いただいています。

(研究者と連携した感想)

 当社と豊橋技術科学大学との間には地理的な距離があるのですが、非常に積極的で親切な方で、日常的に当社の工場にお越しいただき、実験を一緒に行ったり実験結果の分析を行っていただいたりと研究だけでなく実用化への熱意にあふれています。企業のビジネスへの考え方を察していただいているので、とてもお付き合いがしやすい方です。

Best Quality & Best Technology」が当社のモットーです。この技術を世の中に普及させることで、お客様の更なるご要望に対応していきます。ご期待ください!

 川本重工株式会社 代表取締役 川本 忠博

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